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紫砂壺のご紹介&臨時休業(9/4~9/8)のお知らせ

良い朱泥の紫砂壺です。梨型がつぶれたような形です。背の低い君徳と言った方が、近いでしょうか。泥料が良質な上に、口が大きくて使いやすさも兼ね備えています。使いやすいと登場する回数も増えて、どんどん育って、更に愛着がわきますね。この茶壷が育ったら、どんなに可愛いでしょう・・・想像して悦に入ってしまいます。W(胎の一番太いところ)83mm  L(注ぎ口から持ち手の端まで)120mm  H(摘みの上まで)60mm 口径55mm...

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物語を感じる茶壺

先ずは、ご近所からいただいたアジサイがあまりに美しいので。3本とも違う青です。この茶壷には、肩の力が抜けた味わいがあります。新しい様な…レトロの様な…何かの紫砂本にこのデザインが出ていたような気がするんですが、思い出せません。古雅な印象ではありません。古い生活雑貨を取り合わせるとしっくりくるような気がしました。渦巻の陶器は、陶芸家野上薫さんの茶入れです。銀のスプーンで茶葉をすくって、茶壺に入れてみま...

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黄龍山泥料 旧壺

この旧壺、嘴がなんだか気取っています。付け根から太さがあまり変わらないので、細く感じますし、取って着けた様に見えるかもしれません。でも、お茶を淹れる時、茶湯はとても綺麗な弧を描きます。それが狙いなのかしらと、思ったりします。泥料は、黄龍山朱泥です。製作年代は2000年代以降の当代のものです。黄龍山は優れた泥料が採掘されたことで知られていますが、この旧壺を入手した時には既に閉鎖され人工湖の様でした。黄味...

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チャコの旅立ち

80年代に第一工場で作られた茶壺。蓋のつまみや持ち手・注ぎ口は竹の意匠です。落ち着いた紫泥の生地に、舗砂という技法で表面に黄色っぽい顆粒が点状に補われています。丁寧に制作された、とても良い茶壷です。大阪からお仕事でいらっしゃったというお客様は、とても丁寧な所作でお茶を淹れられていました。お忙しい生活の中でお茶のひとときを大事にされているとお聞きして、豊かな感性の方なんだろうと感じました。そしてチャコ...

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kanncha

Author:kanncha
閒は閑  静かな気持ちで飲むお茶
閒は間  自然と人の間のお茶
     人と人の間のお茶
     自分と自分の内面の間のお茶

小さな中国茶喫茶室 閒茶

東京都台東区上野桜木1-9-5
open 10:00~18:00 (last order 17:00)
closed Mon.&Tue.
03-5842-1713

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