
80年代に第一工場で作られた茶壺。
蓋のつまみや持ち手・注ぎ口は竹の意匠です。
落ち着いた紫泥の生地に、舗砂という技法で表面に黄色っぽい顆粒が点状に補われています。
丁寧に制作された、とても良い茶壷です。
大阪からお仕事でいらっしゃったというお客様は、とても丁寧な所作でお茶を淹れられていました。
お忙しい生活の中でお茶のひとときを大事にされているとお聞きして、豊かな感性の方なんだろうと感じました。
そしてチャコは、そんなお客様に連れて帰ってもらうことになりました。
よかったね、チャコ。
良い道具となるように、精進するんだよ。