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はじめての ”驚破”

先日、初めて”驚破”を体験しました。

この茶壺は、私が15年ほど前に購入した紫砂壺第一号です。
知識もなく、なにも分からずに選びましたので、使ううちにかなり焼き締まりすぎていることに気づきました。
それで、ずいぶん長く、この茶壷でお茶を淹れることがなかったのです。

先日、ふと使ってみようかなと思い、熱湯をさした瞬間に”バキッ”っという音をたてました。
店内の茶箪笥に、他の喫茶用の茶壷と同じ場所に置いていたもので常温でしたので、全く油断していました。
何年もお湯さえも通していなかったので、水分量の変化と温度変化に、ついていけなかったのだと思います。
可哀そうなことをしました。

私が通っているお稽古場では、必ず茶壷に一度お水をはってからお湯をとおし、熱湯で温める前の準備をします。
その重要性を痛感したのでした。

晩秋の候、冬に備えて、どうぞどうぞ皆様もお気を付けください。
先ずはぬるま湯で、ゆっくりと。

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